『Fukushima50』見た。

この映画気になっていて珍しく実写で見に行こうと思っていた作品の一つだけど、このご時世だからなかなか映画館には行く気になれなくて見れていなかったんだけど、期間限定とはいえ配信で見れるようになったので、見た。

 

最初から地震で始まり、そこからは次々と問題に対応していく展開なのだけれど、頭が痛くなるのは東電のトップや政府が無能な事…。

先の大戦でもこれが問題だったのに70年経っていても全く変わっていない事に絶望すら覚える。

本当に現場を知る人間がトップに立ってほしい…。

武漢ウィルスの対応でも日本政府・官僚が如何に無能の集まりかが思い知らされたよ…。

アメリカ・台湾の政府を見ていて本当に羨ましいよ…。

 

ともかくそういった面や現場の方たちの家族の場面等、実話を元にしているだけあってか、疑似体験と言っても良い作品だった。

僕は結構単純な方だからか、悔しさを出す場面や死を覚悟する場面で結構涙出た。

 

所長の言葉に「自分たちは自然を制御できていると勘違いしていた。」といった内容のものがあるけど、これって地方に居れば多少は自然と触れ合ってそういったことに気づく事もあると思うけど、都会にいると全くと言っていいほど自然に触れ合わないのでこういった勘違い・奢り・エゴが無自覚に身についちゃうんだよね。

 

今流行っている武漢ウィルスでどれだけの死者が出るかわからないけど、阪神淡路大震災等の地震・去年の様な台風被害等様々は災害があったけど、この3.11は日本の歴史においてかなり悲惨な出来事だったし、東北のような被害にはあってはいないけれど、当時を知る人間として改めて決して忘れてはいけない出来事だったと思い知らされた。

 

もう10年近くになってしまって、当時を物語るものは少なくなってきているけれど改めて被災地域に行きたいと思った。